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初心者向け|ミニ四駆の【肉抜き】を綺麗に仕上げるための注意点

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どうも こんにちは!

特に何も代行しない【悲しみの代行者@kanasimi_cat】です

ミニ四駆に再ブームが来てから10年ほど経ちました

ミニ四駆は子供の頃していたけど道具が買えなかったり、してみたかったけど失敗したらどうしよう…という思いがあって挑戦できなかった人もいるであろう【肉抜き】をする際の注意点を書いていきます

【肉抜き】を綺麗に仕上げるにはいくつかポイントがあって、適当にやってしまうとボディが割れて使えなくなり、残ったのはシャーシのみ…なんてことになる場合があるので、しっかり見ていってもらえたらと思います。

【肉抜き】を失敗しないためのポイント

ポイントは3つです。

下の3つを守ってもらえれば、だいたい上手くできるので、あとは練習あるのみです。

いきなり本番は怖いという場合は、家にある壊れてて捨てる予定のあるプラスチック製品とかを使って練習すると良いですよ

肉抜きするには下書きは大事

綺麗に仕上げるための基本は【下書き】です。

いわば設計図ですね

何も考えずに『適当に穴空けてみよう』とかならしない方がいいです

レースで使えるモーターは、出力の高いダッシュ系が使えるようになったので、軽量化しなくても充分スピードが出せるようになりました

下書きのポイント

ガンブラスターXTO クスコスペシャル

1. ボディに直接書くのであれば、まず失敗してもいいように水溶性のペンで書くと良いですね

デザインに納得したら油性ペンで清書して、肉抜きに取り掛かりましょう

2. ボディに直接書くのは気が引けるという場合は、マスキングテープを貼って、その上から下書きする方法があります

ミニ四駆 マスキング

失敗してもマスキングテープならすぐ剥がせますし、穴を空ける際にテープが滑り止めになって、ドリルの空け始めが滑りにくくなるので一石二鳥ですよ

肉抜きにはドリルかピンバイス ニッパー カッター ヤスリが必要

『穴を空けるだけなんだし、ハサミとかでガリガリして空けてやろう!』なんて考えてはいけません

簡単に綺麗に仕上げるには、適切な道具が必要です

ピンバイス

ドリル・ピンバイスに関しては、そこまで高いものでなくて構いません

タミヤ純正品だと結構高いので、手芸用などのセットで1000円くらいのもので充分です

ホビールーターや超音波カッターなんてものもありますが、かなりこだわったものを作らない限りは特に必要ないですね

ニッパー

ニッパーに関しては、安い道具セットみたいなものに入っているニッパーはオススメしません

2000円3000円するような高いものである必要もありませんが、サクッと切れないニッパーは、ボディの割れの原因にもなります

カッター類

ニッパーで切った後のバリ部分を綺麗にする際に使います

ミニ四駆のボディの大きさからして、大き目のカッターより小型の物の方が扱いやすいので、特にデザインナイフの方が扱いやすいですね

ニッパーが入り込めない時はヒートカッターや超音波カッターを使うと便利です

どちらにしても刃物なので、取り扱いには注意してください

【超音波カッターの動画】

棒ヤスリ

カッターでバリを取った後に、形を整えるために必要です

最低でもに平たいタイプと半月型タイプの2種類あればOKです

かなりこだわった肉抜きをする場合は、ヒートカッターなどが必要になってきますが、まずは基本的な肉抜きができるようになりましょう

何かしら図形の穴を空ける際の注意点

ミニ四駆 マスキング

もし上画像のようにタダの丸穴を空けるだけなら、左右対称かのバランスに気を付けてもらえるだけでOKです

ピンバイスを強く押し当てすぎると、これもひび割れの原因になることもあり、貫通時に手に刺さってケガをすることもあるので、軽く押し当てて回しましょう

ミニ四駆 肉抜き

ですが、上の画像のコクピット部分のように穴を空ける場合は、穴を空けてから要らない部分をニッパーで切り取りますが、この時に注意してほしいことがあります

かなり面倒に感じますが、穴を空ける際に穴と穴の間隔は、できれば1mm以内にしてほしいのです

自身の失敗談でもありますが『どうせ切るんだし』ということで、穴をたくさん空けるのが面倒で、穴と穴の間隔をかなり広くしたところ、ニッパーで切る際にボディが割れてしまったことがあります

穴と穴の間隔が広いと最悪割れる

穴と穴の間隔が広すぎるせいで、ニッパーで切った時にヒビが入る。

ニッパーは【切る】と表現されてはいますが、実際は押し広げて分団するという方法です

穴と穴の間隔が広いとニッパーで切る際に押し広げられる範囲も増えるので、運が悪いと上画像のようにヒビ割れが入ることがあります

穴と穴の間隔は広くても2mm未満が理想なので、2mm以上には絶対にならないように気をつけましょう

1番良いのは1mmくらい

超音波カッターで切る場合は特に間隔は気にしなくていいですね

穴と穴の間隔が狭いと割れない

穴と穴の間隔が1mm程度

穴の間隔が狭ければニッパーで切った時にヒビ割れを防止できるので、綺麗に仕上げたいのなら面倒でも細かく穴を空けた方が良いです

【面倒でも丁寧に】を心がけましょう

ニッパーで切ったあとはバリ取り

ミニ四駆 肉抜き

ニッパーで切った後、このままでは当然美しくないのでカッターで切り整えましょう


カッターでいらない部分を切って最初よりは綺麗になりましたが、まだバリが気になりますね


ミニ四駆 ヤスリ

最後はヤスリで綺麗に仕上げましょう!

さらに角を取りたい場合は、粒度の細かい紙ヤスリを使うともっと綺麗に仕上がります

【肉抜き】は、やりすぎ注意

肉抜きはやり過ぎてしまうと、当然ボディの強度が落ちてしまうし、極端な軽量化は公式レースで車検に通らなくなることもあります

もし軽量化が目的であれば、やり過ぎないように意識しましょう

【肉抜き】には意味・効果がある?

【肉抜き】には以下のような意見があります

・ボディに穴を空けた程度では数mg〜数g程度しか変わらないので、軽量化によるスピードアップの効果は薄い

・重心を下げるための肉抜きなら効果がある

・穴を空けたことでボディ内に入り込む空気で乱気流が起こり不安定になる、という見方をしている人もいたりします

・現在は【ダッシュ系】の速いモーターが公式レースで使えるようになったことで、軽量化を目的とした肉抜きをするレーサーは減っている

肉抜きするよりポリカボディを使ってるレーサーの方が圧倒的に多い

など、肉抜きによる感じる効果や考え方は人それぞれ違うので、トップレーサーがどれくらい軽量化をしてるのか参考にしてみても良いですね

20数年前のミニ四駆と比べると、最近のマシンはむしろ金属パーツやバンパーがたくさんついていて、逆に重くなっているんじゃないかな?という印象です。

加工のしやすさや軽さで、ポリカボディの採用率が非常に高いので、ルール上必ず塗装しなければならないなどの制約はありますが、グンと車体を軽くさせることができます。

ミニ四駆グランプリ2019スプリング東京大会1」オープンクラス優勝マシンのご紹介!!

見た目を競うコンテストなら徹底的にこだわろう

ミニ四駆にはレースだけでなく見た目を競うコンテストがあるので、こういうものに出す場合は強度などは考えなくて良いので、徹底的にこだわったデザインにしてみましょう。

ただ肉抜きの技術だけでは決まらないので、カラーリングや加工技術の向上も必要です。

いろんなデコミニ四駆を見て刺激を受けましょう!

@DIME もはやアート! “デコ”ミニ四駆の華麗すぎる世界

今回のまとめ

・下書きはしっかり

・ピンバイス・ニッパー・カッター・ヤスリを揃える

・ピンバイスは優しく押し当てて回す

・ニッパーで切る部分の穴と穴の間隔は1mmが理想

・走らせるマシンの場合、軽量化のやり過ぎ注意

・コンデレ目的なら肉抜き以外も徹底的にこだわる

こんなところかなと思います。

それでは最後まで見て頂き ありがとうございました