どうも こんにちは!
特に何も代行しない【悲しみの代行者@kanasimi_cat】です
ミニ四駆の入門者用キット【スターターパック】を買ってみたので、レビューしていきます!
今回買ったのは【スピード・バランス・パワータイプ】がある3種類の中の【パワータイプ】のブラストアロー。
ブラストアローは通常キットもある既製品に、GUP数種(グレードアップパーツ)が付いたものになっています。
エアロアバンテスターターパックとほとんど同じ内容ですが、違う面や入っているGUPを単体で購入した場合の費用なども書いているので参考にしてみてください。
パッケージ
エアロアバンテ同様、パッケージはイラストではなく実物の写真になっていて、ボディはタミヤの商品紹介ページにもある通り、レーシングカーを思わせるようなデザインになっています。
フルカウルミニ四駆の【セイバー】にも近いフォルム
シャーシはモーターを真ん中に装着するMAシャーシで、レッツ&ゴー世代には全く馴染みのない構造です。
【MA】は、Midship AERO(ミドシップエアロ)の略
7種類のGUPが付属していて、普通に購入して集めるより安くなっております。
この中の【ローハイトスーパーハードタイヤ(小径)】は、現在単体で通常販売していないようで、大手通販サイトでもプレミア価格が付いていたりして、価格が高騰していたりします。
キット内容
ボディ&シャーシ
ボディは通常キットともちろん同じ
でも、シャーシ側に取り付ける部品は通常キットは青ですが、スターターパックのこちらは赤になっていて、白のボディによく合う配色になっています。
タイヤ&ホイール
ホイールは通常キットだと白のところ、こちらではオレンジになっていて、タイヤはスーパーハードタイヤになっています。
ホイールは前後が決まっている物が多いですが、このキットのホイールに前後はありません。
後輪になるホイールの特徴としては、シャフトを挿す部分が少し長くなっていたりします。
アンダーガード
フロントバンパー下につけるアンダーガード。
このアンダーガードは、3種類のスターターパックの中でブラストアローだけについています。
コースフェンスに乗り上げてしまった場合に、コースに帰還しやすくして完走率を高めてくれるパーツで、厚いタイプ・薄いタイプの2種類があり、ブラストアローは小径タイヤなので薄い方を付けます。
フロントワイドステーをアンダーガードの後につけてしまうと、キットのローラーを指定の場所に付けれなくなるので、アンダーガードは後から付けた方がいいですね。
厚いタイプは大径ホイールのミニ四駆用
ブレーキセット
どのスターターパックにも共通で付属しているブレーキセット
スロープに登る際にブレーキをかけて飛び出しを軽減してくれます。
摩擦力の違う黒と灰色のスポンジが付属しています。(黒/摩擦弱・灰色/摩擦強)
金属パーツ その他もろもろ
モーター・ギヤ・ターミナル・シャフト・フロントリヤワイドステー・マスダンパー・スタビボール・ビスナット・ワッシャー・グリス・ドライバー
細かい物が多いので組み立てる時は、キットの箱に入れるなどして管理しましょう。
もしドライバーを持っていなくても、このスターターパックには小さいドライバーとスパナが入っているので、本当に初めてミニ四駆を買って作る人でも『道具がない!』と困ることはありません。
付属のGUPを単体購入した場合の費用
価格は店舗によって違ってくるので、タミヤのメーカー小売価格で表記します。
ブラストアロー | 972円 |
トルクチューン2モータープロ | 388円 |
スーパーハードタイヤ | 280円 |
マスダンパー | 388円 |
フロントアンダーガード | 388円 |
FRPフロントワイドステー | 280円 |
FRPリヤワイドステー | 324円 |
ブレーキセット | 388円 |
単体で全てのパーツを買うと【計3,408円(税込)】になります。
マスダンパー・フロントリヤワイドステーがセットになった【MAシャーシファーストトライパーツセット 972円】で買ったとしても【3,388円(税込)】です。
スターターパックは、これだけの内容で【2,160(税込)】になっているので、ネットショップで安い所を探せば、さらに安く購入することができますよ。
MAシャーシの組み立ては難しい?
MAシャーシは、ギアやターミナルを置いて置いて、最初はモーターを差し込むのが難しいですが、後はカバーを付けるだけなので他のシャーシと比べると簡単でした。
ただモーターや電池を外すには面倒な構造です。
簡単にですが、パーツの組み付け見本の画像を貼っていきます。
ターミナル
ターミナル留めのパーツは、向きが逆だと差し込めなくなっているので、間違わずに挿せます。
バッテリースイッチ
バッテリースイッチは結構ズレやすくてポロポロ落ちるけど、上画像のように置いておけばそれなりに安定してくれます。
モーターを付けると、このスイッチは固定されるようになります。
モーター
MAシャーシのモーターは両側にピニオンギヤを取り付け、モーターの両側に上画像の部品を付けます。
モーターの樹脂側は、取り付ける部品の構造上まず間違える心配はありませんが、反対側は向きを間違えるとモーターが付けれないけど、間違えても付け直せばいいだけなので、そこまで気にしなくてもOK!
部品が取り付けられたら、モーターの金具部分を下に向けて①のようにもぐり込ませ、②で少し硬いですが上から押し込んで完了です。
モーターにピニオンギヤを挿すときは、左の部品を使いますが好みでどうぞ。
ですが、モーターやターミナルを外すときは、右の部品が必須になってくるので、作った後も捨てずに取っておきましょう。
ターミナルを外すときは、穴に挿すだけでターミナル留めを取ることができます。
モーターを外すときは、スイッチのOFFが書かれている側のツメを押します。
力を入れすぎるとモーターが飛び出るので注意!
この道具がないとモーターが外し辛いのがMAシャーシのデメリットですねぇ
ギヤ
MAシャーシには、シャフトの両側にギヤがついたプロペラシャフトがないので、ピニオンギアを除くと使うのはこれだけです。
右上の4つの部品はここでは使いませんが、右下の部品は黄色いギヤに付けます。
シャフトを通しておけば赤い部品は簡単に付けれますよ。
黄色とピンクのギヤは置いたら、カバーを取り付けてここは完成です。
慣らし運転をする場合は、グリスはまだ塗らないでおきましょう。
両方の赤マル部分がカチッと音がするまで、しっかり付けましょう。
外すときは、黄マル部分の両側をつまんで押し上げます。
バッテリーホルダー
バッテリーホルダーは左右からではなく、真ん中を先に差し込むと付けやすいですね。
ただバッテリーホルダーより、単純に電池を取り出すのがかなり面倒でした…
特に左側が取りにくい!
最後に、ギヤのところで使わなかった4つの部品を、シャフトを通す所につけてタイヤを挿してひとまず終わりです。
付属GUPの取り付け
スターターパックに付属しているGUP(グレードアップパーツ)の取り付け方を簡単に書いていきます。
パーツを固定する際にはビスとナットを使います。
付属の短いビスは全て同じ長さになっていますが、他に長いビスが2種類あり、どちらを使うか分からない時は、説明書の原寸大の絵に並べると使うビスが分かります。
フロント側
画像の位置で短いビスを使ってワイドステーを固定
付けるローラーの大きさによってプレートに通すビスの位置が違うので、このキットのローラーを使う場合は画像の位置を使用してください。
アンダーガードを付けてしまっていると、写真の穴にはビスが通りません。
リングワッシャーを付けたビスをプレートに通し、ローラー受け→ローラー→ワッシャー→ナット→スペーサー2個→スタビボールの順で付けます。
スタビボールを付ける時は、キットにあった謎のチューブを使います。
このスタビボールを付けるのは、コースや人を傷つけるのを防ぐために、ミニ四駆の公式ルールで決まっているので忘れず付けましょう。
フロントワイドステーの後にアンダーガードを付けてフロント側は終了です。
リヤ側
リヤはワイドステー・マスダンパー・ブレーキセットの3つのパーツを付けます。
後ろは付ける物が多いので焦らず付けていきましょう。
リヤワイドステーは4カ所をビスで固定
1カ所ずつ留めると他のビス穴からステーがズレることがあるので、4カ所を先に軽く留めておくと楽にステーを付けられます。
後ろのステーに付けるローラーは、1ビス→2ローラー→3ローラー受け(下向き)→4スペーサー→5リングワッシャー→6ステーの穴→7スペーサー→8ローラー受け→9ローラー→10ワッシャー→11ナット→12スタビボールの順番で付けます。
ローラーの高さを少し高くしたい場合、5と6を逆にすればリングワッシャー分ローラー位置が高くなります。
ワイドステーを付けたらマスダンパーを付けておきましょう。
マスダンパーの穴は、そのままだとビスのギザギザに引っかかって、スムーズに上下しないので、穴を付属のドライバーかドリルなどで角を取ってやると、なめらかに動くようになります。
この重りの向きは、ヘコんでる方を上に向けると上下の可動域が広くなるので、コースを走らせて平らな面か、ヘコんでる面のどちらにするかを考えた方がいいですね。
ブレーキセットを付けることで、短いスロープやレーンチェンジを登る際にブレーキをかけて飛び出しを軽減してくれます。
この ( ) みたいな形の部品を付けるときも、ビスを2本軽く付けておいてからの方が少し楽ですよ。
ビスを通す部分のスポンジを切って貼り付けます。
このキットに付いているトルクチューン2モーターくらいのスピードでは、コースアウトはあまり心配しなくてもいいので、黒のブレーキ力(弱)を選択。
このブレーキ固定する位置での効きの早い遅いと、摩擦力の違うスポンジはコースを実際に走らせて、どちらにするかを決めた方がいいですね。
最後に余るこの部品は、ホイールサイズが大径になった時に高さ調整で使うので、ブラストアローでは不使用です。
ちょっと長くなってしまいましたが、白黒の説明書だと分かりにくいという方は参考にしてみてください。
ブラストアロー走らせてみた
スターターパックの内容だけで素組みしたブラストアローの走行動画です。
音量注意!
ミニ四駆用コース|ジャパンカップJr.サーキット購入レビュー
ジャパンカップJr.サーキットの大きさや組み方のコツについて書いています。
ブラストアローと初めてのMAシャーシを作った感想
ブラストアローのフォルムは結構好みが分かれそうで、スポーツカー好きな人向けかもしれませんね。
【プロトタイプレーシングカー】が好きな人なら特にオススメできるキットです。
そして、レッツ&ゴー世代の自分にとっては、モーターがシャーシの真ん中にあるMAシャーシは初めてで、他のFM-AやARシャーシと比べても重いので、まともに走るのかな?と心配でしたが、問題なく走ってくれたので安心しました。
ただ初めてミニ四駆を始める人がMAシャーシを選ぶと、モーターや電池交換がスムーズにできそうになく、ストレスを感じるだろうな〜という印象なので、ミニ四駆経験ありの復帰組向きな気がします。
どのシャーシを選んでも結局は慣れなんですけどね。
でも自分は、ミニ四駆は初めてという人にスターターパックを勧めるなら【エアロアバンテ スターターパック】か【ラウディーブル スターターパック】を勧めます。
ARシャーシの特徴は、これからミニ四駆を始める・復帰するという人にオススメのキットで、エアロアバンテを紹介しています。
FM-Aシャーシの特徴は、ブロッケンギガントプレミアムを買ってみました。商品レビューで紹介しています。
ミニ四駆のスターターパック3種を比較してみました。
長くなりましたが、最後まで見て頂き ありがとうございました