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ミニ四駆には慣らし運転が必要!ブレークインの方法を解説

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どうも こんにちは!

特に何も代行しない【悲しみの代行者@kanasimi_cat】です

今回はミニ四駆の【慣らし運転】について書いていきます!

慣らし運転は他に【ブレークイン(break in)】とも呼ばれます。

ジャガイモはメークイン、猫ちゃんはメインクーン(関係ない)

トークのブレークインもできないまま本編始めまーす。

慣らし運転の必要性

まずなぜ慣らし運転が必要か説明します。

慣らし運転というのは、要するに【ミニ四駆の準備運動】ですね。

そもそも慣らし運転なんて必要なの?と思うでしょうが、精密に作られている現在の車でも慣らし運転の要不要論争があって、『やった方が良い』という意見の方が多いようです。

気になる方は【車の慣らし運転の記事】

ミニ四駆も車ほどではなくても精密に作られています。

金型にプラスチックを流し込みプレスして作られているので、同じシャーシやギヤだとしても、どうしても多少の誤差が生まれて、ギヤや回転部にガリつきが起きてしまいます。

ただ、ガリつきがある状態でも十分速く走れます。

グリスを塗ればガリつき音も気にならなくなります。

ですが慣らし運転をすることで、ギヤや回転部の無駄な摩擦とガリつきを少なくできるので、ギヤや回転部が更にスムーズに回るようになり、何もせずに走らせている時より走行音も良くなります。

慣らし運転をすることでガリつきを少なくすれば、それだけでスピードアップに繋がります。

それがブレークインをする理由です。

地味で面倒な作業なので『走ればそれで良いよ』って方はブラウザバック!

慣らし運転のやり方

慣らし運転は、無駄なガリつきをギヤ同士の摩擦で取るので、最初にグリスを塗ってはいけません。

グリスを塗った状態でも慣らし運転はできますが、非常に時間がかかってしまいます。

それでは下画像のように固定して空転させましょう。

空転させてるタイヤが触れない置き方、振動で倒れない物を選んでもらえれば、どんな方法でもOK!

時間的には10分〜15分なので、作るときにシャーシから作っておいて、ブレークインをしながらボディーを作っていけば、時間が無駄になりませんね。

ミニ四駆 慣らし運転 方法 やり方

最初はガリガリカリカリと雑音がしますが、しばらくすると雑音が小さくなっていきます。

でもグリスを塗っていない状態なので、そのまま空転させていても綺麗な音にはなりません。

10分〜15分ていうのは使うモーターで変わりますが、早く終わらせたいからと言って、高出力のモーターを使うのはNGです。

プラズマダッシュモーター ミニ四駆プラズマダッシュなんてダメ絶対!!

【慣らし運転はミニ四駆の準備運動】なので、人も準備運動でハードな事をしないのと同じですね。

車体に負担の少ない最初に付いてるノーマルモーターか、扱いやすいトルクチューンかレブチューンモーターを使って、ゆっくり慣らしていきましょう。

ノーマルモーター ミニ四駆レブチューンモーター ミニ四駆トルクチューンモーター ミニ四駆

たまに慣らし運転を何十時間もするって方を見かけるんですが、これは慣らしを越えて【ただの消耗】なのでオススメしません。

さらにこだわるなら

最初に書いた通り、ブレークインせずにグリスを塗ればガリつき音は無くなります。

ですが、さらにこだわるなら空転させるだけの慣らし運転の後に、実際にコースを走らせるブレークインをします。

コースを走らせて実走行と同じ負荷をギヤにかけさせることで、さらに噛み合わせを良くさせるということですね。

長時間走らせるとモーターが熱くなるので、5分走らせたらモーターが冷めるまで休ませ、冷めてからもう1セットという感じでやって下さい。

5分走らせただけでも、夏場だと特に熱くなってしまうので注意が必要です

オーバーヒートするとモーターとシャーシが溶けてしまいます

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慣らし運転が終わったらすること

ブレークインが終わったら、ギヤやシャーシの掃除をしましょう!

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これはプロペラシャフトの軸受の部分ですが、赤マルの部分に摩擦で削れたカスが付いてますね。

細かくて見えにくいですが、ギヤや回転部にこういう削りカスが付いてるので、綺麗に取り除きましょう。

一番良いのは、一度分解し掃除してから組み直すのが、確実に綺麗にできる方法ですね。

組み直す時にギヤの前後が変わってしまうと、ギヤの噛み合わせも変わってしまうので、前後が変わってしまわないように注意です。

慣らし運転が終わったらグリスアップしよう!

グリスには塗り方があって

『とにかく塗れば良いんでしょ?おりゃ!ブリブリー!』

って感じに塗ってはいけません。

グリスアップは適切な量なら、ギヤや摩擦面の回転をスムーズにしてくれますが、ベタベタに付けすぎると逆に抵抗になってスピードダウンになります。

こだわらなければ付属のグリスでも良いんですが、少しでも速くしたいなら【Fグリス】がオススメです。

ミニ四駆 Fグリス パッケージより説明文引用

個体の中で最も摩擦係数が低い、フッ素樹脂PTFEの微粒子を配合した高性能グリスです。

化学合成油PAOがベースですので低音でも硬くなりにくく、高音での潤滑性も優れています。

ミニ四駆のギヤやシャフトに塗ると滑りが良くなり、スピードアップの効果的です。

Fグリス フッ素 ミニ四駆
Fグリス フッ素 ミニ四駆 

先端が細長くなっていて、細かい場所でも塗りやすい!

開ける時は塗り薬と同じ開け方で、キャップの先端で穴を開けます。

開ける時にグリスが入ってる部分を潰さないように持って開けましょう。

グリスが入ってる部分を潰してしまうと、穴を開けた時に中身が溢れて出てくる恐れがあります。

・グリスを塗布する箇所と方法

1【一箇所にブリっと置いて空転させて馴染ませる】

2【手でタイヤを回転させながら、回ってるギヤに少しづつ丁寧に塗っていく】

自分は量が偏らなくて、無駄な量を塗らなくて済む2の方法で塗ってます。

カウンターギヤ ミニ四駆

キノコ型のギヤのシャフトを通す穴に、穴の半分が隠れるくらいの量のグリスを塗って、シャフトをクルクルさせて馴染ませながら通しましょう。

歯車の部分は、まだグリスを付けずにシャーシに戻して下さい。

ミニ四駆 慣らし運転 ブレークイン グリスアップミニ四駆 慣らし運転 ブレークイン グリスアップ

タイヤを回しながら塗っていきます。

ピンクのギヤに塗れば、プロペラシャフトにも付いてくれます。

縦向きの黄色いギヤも同様に回しながら塗っていくと、グリスを塗らなかったキノコ型(水色)のギヤにも付いてくれます。

ミニ四駆 慣らし運転 ブレークイン グリスアップ

プロペラシャフトを外せば、上からキノコ型のギヤのもう片方にも濡れるようになりますよ。

ギヤの側面に塗ると尚良いですね!

 

他の回転部にもグリスを塗っていきましょう!

プロペラシャフトの赤マルが当たる部分

ミニ四駆 グリスアップ

シャフトを通している穴

ミニ四駆 グリスアップ

ホイールのシャフトを挿す穴の周りと、その部分が触れるシャーシ側(穴に入るとタイヤが抜けやすくなるので注意!)

ミニ四駆 ローラー ネジしめ

ローラー用ネジの太い部分

ネジ部分に付かないように注意です!

ネジ部分に付かないようにするには、ローラーではなく先にネジの太い部分にグリスを塗るといいです。

そして、こういう細かい部分に塗る時に便利なのが、このオイルペンです!

Fグリスを塗るペンとしても使えるので非常に便利!

でも、そこまでするのはな〜という方は、つまようじが良いですよ。

そのまま使うと先端が硬いので、少し潰して柔らかくしてやれば筆のように使えます。

グリスを塗った後、すぐモーターを回してはいけません。

まずチョロQみたいに1〜2分コロコロさせた後、スイッチオンして馴染ませましょう。

慣らし運転も終わってるので、2〜3分で充分です。

自分はこの後もう一手間入れて、カバーの内側に飛び散った無駄なグリスを拭き取ります。

必須ではないので好みでどうぞ

モーターにも慣らし運転があります

モーターの慣らし運転は簡単です。

ミニ四駆 モーター 慣らし

普通はモーターにピニオンギヤを付けますが、そのギヤを付けずにシャーシにセットします。

そうすると電源を入れても、モーターだけ空転するようになります。

時間は正転と逆回転、それぞれ5分程度でOK!

メチャクチャこだわる人は、正転逆転で2〜3時間くらいするようです。凄い…

逆回転の方法は、電池を逆にセットするだけです。

ただモーターの準備運動なので、こちらも出力を抑えて回さないといけません。

電池切れ前のバッテリーを使えばいいんですが、都合よくそんなのあったりしないので、別の方法を書きます。

ミニ四駆 慣らし 電池 バッテリー ミニ四駆 慣らし運転 ブレークイン ハリガネ

電池は1本だけで、もう片方はハリガネで繋げると、バッテリー2個で回す時よりモーターの出力を抑えることができます。

このハリガネは、新品のコードを束ねるのに使われていたりするものを、周りのカバーを外して使いました。

ミニ四駆 バッテリー 単三電池

バッテリーはマンガンを使えば、さらにモーターに優しいですね。あればでいいです。

これで慣らし運転の記事は終わりです。

あなたのミニ四駆ライフが楽しいものになりますように

それでは最後まで読んで頂き ありがとうございました