どうも こんにちは!
特に何も代行しない【悲しみの代行者@kanasimi_cat】です。
テニスのサーブには【フラットサーブ】【スライスサーブ】【スピンサーブ】の3種類がありますね。
そして、スライスサーブとスピンサーブの2つは回転のかけられたサーブというのは、もちろんご存知かと思いますが、実はフラットサーブにも回転がかかっていて、そして、回転をかけた方が良いのは知っていますか?
この記事では、フラットサーブにも回転をかけた方が良い理由と、フラットサーブを打った後の理想的な軌道について書いています。
これを読んだだけで上手くなることはありませんが、もし叩きつけるようなフラットサーブばかり打っていて、フラットサーブは時々入れば良い方だった。
もしくは全く入らないから、フラットサーブは打ってなかったという方は、ぜひ見ていってもらいたいです。
フラットサーブでも回転をかけた方が良い理由
なぜフラットサーブなのに回転をかけた方が良いのかと言うと、結論は『フラットサーブだとしても、少しでも回転をかける打ち方をしたが安定したサーブになり、サービスコートに入りやすくなるから』です。
そして回転をかけていることで、相手サービスラインの手前でグッと落ちて、バウンド後も伸びるフラットサーブになります。
回転をかけるといっても、スライスサーブやスピンサーブのように強い回転がかかってる訳ではないので、回転量としては少なめ。
フラットサーブで回転をかける方法
フラットサーブで回転をかけようと思ったら、インパクト時にラケットのボールへの入り方や、角度が重要になってきます。
サーブのインパクト時に、ラケットと腕が一直線になるように伸びきってしまっていると、どのサーブでも手首が使いにくく回転もかけづらくなるので、サーブでは腕とラケットが【くの字】になるようにしましょう。
そして、画像に文字を入れて説明していますが、フラットサーブの場合はラケットの赤線辺りが一番高くなるように振り上げます。スライスならラケットの先端、スピンならラケットの横の辺りが高くなります。
もし今までフラットサーブをボールの真後ろから叩くようにしていたなら、フラットサーブだけどスピンサーブのように、若干ボールの下から打ち上げるような角度から入ることで、フラットサーブでも回転をかけることができます。
そしてココでプロネーション(回内)を効かせながら、ボールが当たった面が外に向くように振り抜きます。
『面が外に向いたらボールが明後日の方向に飛ぶんじゃないの?』と思いますか?
大丈夫です!ボールが飛ぶのはラケットを振り抜いた方向ではなく、インパクトした時に面が向いていた方向です。
ボールをポンポンする時、ラケットを左右に振ってもボールはラケットを振っている方ではなく、ラケットの面が向いてる方に跳ねますよね?
プロネーションを効かせる時に大事なのは、手首だけでグリっとラケットを外に向けるのではなく、手首は固定して腕全体で回内運動をします。
面を外に向ける動作を強調しすぎると、確かに変な方向にボールが飛んで行ってしまうことがあるので、あくまで自然なスイングになるように振り抜いてください。(一度ダブルスの時に前衛のラケットにブチ当てたことがあります)
フェデラーのこの動画(スロー0:40〜)だと、面が外に向いてても、ボールがそっちの方向に飛んで行かないのがよく分かると思います。
フェデラーだからできるサーブではなく、これはスタンダードになるべきシンプルなサーブ方法です。
この回転をかけるフラットサーブであれば、当然練習は必要ですが、背が低いからフラットは打たなかったという人でも、フラットサーブを入るサーブにすることができます。
そして、このサーブの打ち方は同じフォームで打点を変えるだけで【フラット】【スライス】【スピン】を打ち分けられるようになります。
回転がかかりにくい打ち方
最初にも少し書きましたが
サーブの時にラケットと腕が一直線になるくらい伸ばす方がいますが(昔の自分も)、これでは打点は高くなってもどフラットのサーブになってしまい、プロネーションも効かせづらくなって、かなり不安定なフラットサーブになってしまいます。
ネットを越えたとしても、この打ち方ではサービスコートに入るかは運次第になってしまいます。
身長が2mを越える選手でもこの打ち方をしていないので、クセになってしまっているなら強引にでも直した方が良いです。
フラットサーブの理想の軌道
回転をかけたフラットサーブの理想の軌道ですが、下の画像をみてください。
これがフラットサーブの理想的な軌道で、決して一直線ではないですね。
回転のかけられたフラットサーブは、サービスライン手前でグッと落ち、急な落ち方をするのでバウンド後も伸びてくれます。
コート後ろのフェンスまでの距離にもよりますが、しっかりパワーの伝わったフラットサーブであれば、ノーバウンドでフェンスにまで突き刺さります。
あと、時々『フラットサーブでも山なりの軌道で打つ』と言う人がいますが、フラットサーブは回転量が少なく、山なりに打ってしまうとほぼフォルトになってしまいます。
なので、山なりではなく前に向かって打ちましょう。
上にフェデラーの動画があるので、参考にはなりませんが自分のサーブ動画です。
ミニ四駆ランニングしにきたついでに
久しぶりにサーブ練習もしました(1人)やっぱりコートで練習しないとサーブがさっぱり入らなくなってます😣
良いとこだけトリミング😏 pic.twitter.com/hCGrMCscv8— 悲しみの代行者 (@kanasimi_cat) September 6, 2019
完全なフラットサーブは存在しない
自分がテニスを始めた14〜15年以上前から言われていましたが、下の画像のような完全なフラットサーブをサービスコートに入れるためには、打点が3〜4m以上なければ不可能なようです。
もしジャンピングサーブでこの打点に到達できたとしても、ネットとサービスラインの数cm〜数10cmしかないその隙間を狙って、安定してサーブを入れ続けられると思いますか?
絶対無理ですよね
なので、フラットサーブの入る確率をもっと上げたい、エースをもっと取りたいのであれば、回転をかけたフラットサーブを習得しましょう。
身長が高ければサーブに有利? ジャンプでサーブの確率を上げる? (テニス)←こちらでフラットサーブの考察がされています。
フラットサーブといっても完全なフラットサーブは不可能で、でも回転をかけることで、フラットサーブでも入る確率が上がることを知ってもらえたと思います。
でもサーブに大切なのは腕の振り方だけではなく、運動連鎖が重要になってくるので、下の【合わせて読みたい】では、サーブの時に意識した方が良いことについて書いています。
それでは最後まで見ていただき ありがとうございました