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硬式テニスのグリップの握り方を知ろう!握り方の種類と役割

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こんにちは!特に何も代行しない【悲しみの代行者@kanasimi_cat】です

テニスを始めたばかりだとグリップの握り方や、自分が今しているグリップの握り方の名称だったり、そのグリップでの打ち方が分からなかったりしますよね。

この記事では、そんなテニスのグリップの握り方と、グリップ毎に違う打ち方について知ってもらいたいと思います。

テニスのラケットには4種類の握り方と、その握り方には名前があります。

もし『その握り方だと〇〇は打てないよ。△△グリップで打ってごらん』とアドバイスされても、そもそもその握り方や名前が分からなかったら困りますよね。

全てのグリップの握り方に言えることですが、人それぞれ手の大きさや指の長さも違うので、画像を使って説明してはいますが『絶対にこうだ!』ということはありません。

おおよそこのくらい、このグリップはこういう握り方、という感じで見ていってもらえたらと思います。

(右利きを前提に説明しているので左利きの方は反対に握ってください。)

NGなグリップの握り方

まずグリップの握り方を知ってもらう前に、良くないグリップの握り方を紹介します。

テニス 握り方 間違い テニス 握り方 間違い 

上画像のような握り方をしてる人は、そこまで見ることはないと思いますが、これはNGな握り方です。

この握り方は一見短く持つことで振りやすく打ちやすそうに見えますが、実際にはボールのコントロールがしにくく、非常に打ちにくくなる握り方です。

たまに芸能人がテレビの企画でテニスをしてるのを見かけますが、大体上画像みたいな握り方をしている人がいますね。

勝手に【芸能人持ち(グリップ)】とでも言っておきましょう。

随分昔ですがテニスのアニメで【グリップを短く持つことでパワーのあるショットを打っている!】みたいなことを言っているシーンがあったんですが、グリップは短く持って打つとむしろ大幅なパワーダウンになります。

 

グリップ 握り方

正しくは必ず根元を持つようにしましょう。

根元を持って打つことで無駄な力がいらなくなり、楽に飛ばせるようになります。

あとは人差し指と中指の間に少し隙間を空けて持ちます。

よく指一本分と言われますが、空ける隙間は自分で違和感なく持てる広さでOKです。

グリップの握り方は4種類 (+1種類)

グリップの握り方は

【コンチネンタルグリップ】

【イースタングリップ】

【セミウエスタングリップ】

【ウェスタングリップ】の4種類です。

+1種類というのは【ハンマーグリップ】というものがあります。

ハンマーグリップは、握り方?というか種類?というか、好みと言ったほうが正しいかもしれないですね。

それぞれ画像で見ていきましょう。

コンチネンタルグリップ

コンチネンタル グリップ

【コンチネンタルグリップ】の握り方は、ラケットの面が左右に向き、腕と一直線になるように握ってください。

このグリップを主に使うのは

【サーブ】【スマッシュ】【ボレー】【フォア・バックスライス】で打つ時ですね。

レシーバー側になった時はこの握り方をしておき、即座にグリップチェンジできるニュートラルポジションとして使うこともでき、グリップチェンジが間に合わなければそのまま打てる万能さもあります。

ただ強打には向いておらず、特に初心者には握りにくく感じ、打ち辛いと感じる握り方です。

イースタングリップで、ある程度薄いグリップに打ち慣れてきてから挑戦してみた方がいいです。

コンチネンタルグリップでサーブを打っています。

イースタングリップ

イースタングリップ

【イースタングリップ】の握り方は、右グリップ画像の赤線辺りに親指の第二関節が来るように握ります。(左利きは反対側)

この握り方は【コンチネンタルグリップ】と同じく強打には向いていませんが、初心者でも握りやすさを感じ、サーブやボレーが打ちやすいグリップです。

コンチネンタルグリップでサーブやボレーが打ち辛いと感じたら、まずこのグリップの握り方で慣れるまで打ってみると良いですよ。

ラケットの扱いに慣れるには最適です。

セミウエスタングリップ

セミウエスタン グリップセミウエスタン グリップセミウエスタン グリップ

【セミウエスタングリップ】の握り方は赤線辺りに親指の第二関節が来るように握ってください。

このグリップは手の平感覚で打つことができ、強打もしやすく初心者でもストロークが続けやすい握り方です。

プロテニスプレイヤーの【ナダル】【フェデラー】も微妙な違いはありますが、このグリップで打っています。

ウェスタングリップがどうも打ちにくいと感じたら、まずこのグリップからスピンのかけ方やストロークを練習した方がいいです。

 

ウェスタングリップ

ウェスタングリップウェスタングリップウェスタングリップ

【ウェスタングリップ】の握り方は、ラケットを置いて上から包むように握るとよく言われています。

だいたい赤線の上に親指の第二関節がくるように握ります。

強いトップスピン(縦回転)をかける際に使うグリップで、セミウェスタングリップのように手の平感覚では打てない握り方なので、初心者向きと紹介されていたりすることがありますが、決してそんな事はなく、しっかり練習しなければ強いショットを打つことも回転をかけることも難しい握り方です。

このウェスタングリップは、個人の好みで微妙に違ってくるので、ラケットを持って立った時にフェース面が上下を向いてたらOKです。

ストロークでは初心者には難しいグリップですが、サーブを打つ時は正面を向いて打てるので、コンチネンタルやイースタンでサーブがうまく打てないときは、ウェスタングリップで打ってみると良いですね。

ただし強打したら絶対にフォルト(アウト)になってしまうので力加減に注意です。

軟式テニスの動画ですが硬式テニスでもこのサーブをしてもOKです。

ハンマーグリップ

ハンマーグリップ

基本的なグリップの握り方は、人差し指と中指の間に隙間ができるように握りますが、ハンマーグリップの場合その隙間がありません。

プロでもこの握り方で打っている選手がいるので、決して間違った握り方ではありません。

グリップの握り方で打点やテイクバック(構え方)が変わる

グリップの握り方を覚えても、そのグリップ毎で間違ったテイクバック(構え方)をしていたら意味がありません。

それぞれのグリップでのテイクバックや打ち方の動画を貼ったので観ていきましょう。

コンチネンタルグリップ

ボレーの時はバック側にラケットを向けて構えます。

 

速いサーブが打ちたい場合は、最終的にはコンチネンタルグリップでのサーブが打てるようにすることが必須です。

イースタングリップ

イースタングリップはテニスを始めたばかりだったり、コンチネンタルグリップでのサーブが難しかったり、体力的・年齢的に薄いグリップでのサーブが難しい方に向いています。

コンチネンタルグリップと同じ薄いグリップなので、全く同じ構え方打ち方とは言いませんが、近い構え方や打ち方で打てます。

セミウェスタングリップ

動画は横から移されているので分かりにくいですが、セミウェスタンの場合インパクトの時は、ラケットと肘が真っ直ぐになります。

セミウエスタン

【脇を締める】と聞くと、肘がわき腹に引っ付くまで締める人がいます。

動画を見てもらっても分かりますが、上の画像くらい普通に脇が開いています。

なので『脇を締める締める締める』と強迫観念みたいに思わなくてもOK!

低い打点でも高い打点でもスムーズに振り抜ける間隔でOKです。

 

下の写真は脇を締めに締めて高い打点に合わせた場合と、自然に高い打点に合わせた場合の2つの写真です。

どちらが打ちやすそうですか?もちろん脇が開いてる方ですよね?

もし高い打点を打つ時でも『脇閉めろ!!』なんていう人がいたら、それ間違いです。

セミウエスタン ハイポジションセミウエスタン ハイポジション

ウェスタングリップ

ウェスタングリップの基本的な打ち方です。

テイクバックして振り始めた時はラケット面は上下を向いており、インパクトに向かって面が開いていくようにスイングし、インパクト時には手の平が真上に向いているのがウェスタングリップの特徴です。

インパクト時の面を作るのが難しいからといって、テイクバックした時点で既に面が左右に開いてしまわないように気をつけて下さい。

 

ウェスタングリップは基本肘を曲げて打ちますが、肘を伸ばして打つ方法も知っておいた方が色んな場面で役立ちます。

少し話が長い方なのでストロークの部分だけ観たい方は【5:48】から観れます。

 

錦織圭選手のストロークです。

錦織選手はウェスタングリップで打っている選手です。

厚いグリップのインパクト時の形は、肘にバッグをかけたような感じです。

インパクトに向かっていく時に肘よりラケット位置が高くなりますが、これもあまり意識し過ぎない方が良いです。

ウエスタングリップ

グリップの握り方のまとめ

グリップは握り方だけでなく、グリップ毎の構え方やスイングだったり、その用途を知らないと正しく対処できなかったりします。

ですが人それぞれ器用さや体力、手の大きさから体格まで違うので、サーブは絶対コンチネンタル、ストロークは絶対厚いグリップじゃないとダメということもありません。

サーブは厚いグリップ、ストロークは薄いグリップだって構いません。

自分が打ちやすい方法でステップアップしましょう!

それでは最後まで見ていただき ありがとうございました