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こんにちは
今日は少し悲しい話ですが、病気から助けてあげられなかった愛猫達に、昨年4/25に16歳10ヶ月で亡くなった老猫が、直接ではないですが助けられたエピソードを書いていきます。
思い出話が大半なので、つまんないな〜と思ったら退室してください。
助けてあげられなかったのは、アイキャッチ画像左のノルウェージャンフォレストキャットと白猫の子供達、そして助けられたのはすぐ隣の白猫です。
話の途中で『お前のせいじゃねーか!』と思われる場面もありますが、寛大な心で読んでもらえたらと思います。
この話を読んでもらえたら【ワクチン】がメインの話ではないですが、その大事さや少しでも愛猫の様子がおかしかったら、病院に迷わず行く大切さが分かってもらえるかと思います。
若くして病気で亡くなった愛猫に老猫が助けられた話
2018/4/25 うちで最も長生きしてくれた白猫が旅立ちました。
まずこの子の話からしていきます。
この子と会ったのは2001/6月頃、当時うちに住み着いて世話をしてたノラ猫が亡くなって、半年ほど経ってから里親で迎え入れた猫です。
この子には兄弟が多くて、キジトラの母親で5〜6匹は産んでたと思います。
でも全部白猫!
特にオスメスのこだわりはなかったので直感というか、一番綺麗な雰囲気があった子を選んだ結果、女の子でした。
当時は、まだ完全なカメラ付携帯が無かった時代なので、普通のカメラの写真を載せます。
順調に大きくなり、お隣さんの猫と良い感じになりまして、2歳頃に子供を2匹産みました。
左が女の子(妹)、右が男の子(兄)。
右の子は、義祖母のとこへ引き取られましたが、病気の猫が多い地域だったので、【白血病】と【エイズ】をうつされてしまい、1歳くらいで亡くなってしまいました。
左の子は、最初里親で貰い手があったのですが、相手が直前に拒否したのでうちに居られることになりました。
妹も兄猫で辛い経験をしてたのに、ワクチンを打ってなかったせいで5才頃に白血病をうつされてしまいました。
白血病からはなんとか回復したんですが、9才を越えたあたりから右目の下まぶたに治らない傷ができ、診てもらったら【扁平上皮癌】ということが分かりました。
治療を続けましたが、2014/2/14 10才10ヶ月で旅立ってしまいました。
毎週5000円〜1万円の出費でした。
必ずお母さんが右側、娘が左側でした。
親子なのに仲はあんまり良くなかったけど、子供がいなくなってその後ろ姿がすごく寂しそうだったので(自分が勝手にそう思っただけですが)、その年の年末に新しい子を迎え入れました。
ペットの治療費
ペットの治療は、保険に入ってない場合100%負担なので、ワクチンを打っておいてあげれば、もし感染発症しても重症化を避けられ、治療費と飼い主さんの心的ストレスも軽減することができます。
今思うと、この子供達にも助けられていました。
その後、母猫はワクチンを欠かさず打っていたこともあり、亡くなるまで病気になりませんでした。
猫の白血病【https://nyanpedia.com/felv-infection/】
猫のエイズ【https://cat.benesse.ne.jp/withcat/content/?id=18654】
扁平上皮癌【 https://www.konekono-heya.com/byouki/cancer/henpeijouhi.html 】
同じ後悔をしないために
これまでの後悔をしない為に、ワクチンが打てる時期が来たらすぐ打ちました。
この子を迎え入れてからすぐではなかったけど、キジトラの息子とはかなり仲が良かったから、それでかは分からないけど冬で寒かったのもあって、一緒によく寝てましたね。
娘となら大ゲンカになってたのに、この子にヘッドロックされてもなぜか全然怒りませんでした。(その瞬間の写真が撮れなかった…)
動物にとってお尻側って弱点なのに、そっち側に居させてるってことは、心を許してたんだね。
異変
でもこの子を迎え入れた次の年の6月、急にご飯を全く食べなくなり色々調べたら【ノルウェージャンは、暑さで夏の間全く食べなくなることもある】という記事を読んだので、『これかな?』と思ったのですが、一向に食べる気配もなくやつれていくので、病院で診てもらったら『胃腸炎でしょう』ということで、脱水もあったので点滴を毎日してもらってました。
一時期走り回ってモリモリ食べれるくらい回復しましたが、どんどん体調は悪化していき、点滴を毎日してもすぐ脱水を起こすようになり、尿検査などで原因を調べてもらったら、脳に異常があるということが分かりました。
毎日病院で点滴をしてもらってましたが、この子の移動でのストレスや費用を考えて、自宅で点滴が出来るようにと、点滴のやり方を教えてもらいました。
朝100ml、夕方150ml点滴しても、朝起きたら仕事から帰ったら既に脱水を起こしている状態です。
病院の先生曰く『脳が体にある水分を尿として出せ』という信号を送り続けている可能性があるらしく、体に水分が留まってくれない状態でした。
その後、腹水まで溜まるようになり、先生から『飼い主さんが決めることですが、手術中に亡くなる可能性があるけど、腹水の原因は取っておきませんか?』と悩みましたが、手術を決めました。
そして手術当日、仕事から急いで帰ったら、この子は息を引き取っていました。
短いです。この子が生きていたのは、たったの1年2ヶ月。
その内、うちにいた期間が11ヶ月。半分が闘病でした。
前の年にもうちで産まれた愛猫を亡くし、続けてこの子まで亡くした事で、それから長い間笑うことが無くなりました。
皮下点滴なら自宅でできます
血管への点滴は獣医師でなければダメですが、皮下点滴はしっかりレクチャーしてもらえば自宅でできます。
点滴を頻繁にするようになったら、病院では他の子の診察をしていてすぐ点滴できないことも充分あるので、教えてもらって自宅でできるようになったほうが良いです。
病院によって点滴ボトル1本の値段は違うかもしれませんが、自分が行っていた病院は500mlの補液1本2400円でした。
病院では補液を保温機で40〜42℃に温めて使っているので、自宅で同じ温度にしたい場合、お風呂に30分程浸けておくか、レンジで30秒程度温める方法があります。
でももし補液が熱くなりすぎていたら、当然体に入ってきた瞬間熱さで暴れだしてしまいますし、刺している点滴針でケガをする場合もあるので、安定して40〜42℃にするなら温度設定できる保温庫を用意した方が良いです。
価格:10,500円 |
次の年の2016年6月
当時働いていた会社で猫が拾われ、里親募集と事務所に出ていたので見に行きました。
可愛いオスの子猫です。
『この子も、どうせすぐ…』と考えてしまい、連れて帰る気にはなれませんでした。
けど、『誰も連れて帰らないなら殺処分』なんて誰かが言ってたので、悩みましたが2頭飼いしてた経験もあるので連れて帰りました。
ただ元野良なので血液検査をして、病気があったら隔離して飼わないといけない不安や心配もありましたが、病気は全く無かったので一安心。
と言っても、2ヶ月程は先住ネコと隔離してました。
病気は無かったんですが、白猫だったのもあってすぐ気付けなかったのですが、お尻のあたりに白いごま粒みたいなウニョウニョしてる寄生虫がいました。
隔離していた期間になぜ気付けなかったのか、駆虫薬を病院でもらい再び隔離して約半月、やっぱりう◯ちに白い細長いものが出てきてました…
そして、やっと先住猫とちゃんとしたご対面なのですが、やっぱり最初はギスギス。
先住猫の娘が白猫で、親娘でも気が合わなかったからか、新入りの白猫に威嚇しまくりで、新入りはビビって近づこうともしませんでした。
今までケガはしても体調を崩した事がない先住ネコが、新入りがきてから非常にストレスを受けてしまったのか、下痢や嘔吐が続き脱水も起こして弱ってしまったので、点滴をしてから病院に連れていきました。
そして先生から『胃炎だからご飯もあげるのも水も飲ませたらダメ、でも点滴してなかったらもっと危なかったね』と言われ、ノルウェージャンのあの子がもしいなかったら…と思うと、『自分はあの子を助けてあげることができなかったのに、あの子がいてくれたからお姉さん猫を助けてあげれた。』と感じた瞬間でした。
ノラ猫を迎え入れる場合
ノラ猫を拾って飼う場合の注意点ですが、やっぱり病気持ちの猫が多いですし、上で書いたように寄生虫がいる事があるので、ノラ猫がかわいそうで『仔猫だから大丈夫だろう』で連れて帰ったら、先住猫が病気になって大変な目に遭った。
なんてならないように、仔猫だとしても母猫から病気をもらっている可能性があるので、連れて帰る前に動物病院に寄って血液検査をした方が良いです。
あとこれは飼い猫だとしても気を付けてもらいたい事なんですが、衛生状態が悪い猫に噛まれたり引っ掻かれたりすると、化膿を起こしてしまう事があります。
近所に住んでいたお婆さんが、飼い猫に足の指を噛まれたのが原因で、足首なのか膝下からなのかは知りませんが、切断する事態になってしまったようです。
ノラ猫は衛生状態が良くない場合がほとんどなので、連れて帰る場合は噛まれたり引っ掻かれたりしないように気を付けて、帰ったらしっかりキレイにしてあげましょう。
それでも来る別れの日…
先住猫の体調が回復した後は、新入りとの仲も時間が解決してくれました。
高齢なのもあって一緒に遊ぶことはなかったけど、コタツに入ってると二人で乗っかってきてました。
それから歩く速さも徐々に遅くなり、点滴も2日に1回は必要になっていき、ご飯もカリカリでは食べられなくなったのでウェットにしました。
でも2017年は変わらず元気に過ごしていました。
そして2018/4/24 仕事から帰ってから病院に連れていく予定でしたが、前日はなんとか一人で歩けていたのが、もう立ち上がる事すらできない状態でした。
この時には予感がしたので、病院には連れて行かないことを伝え、この子が旅立つまで傍にいました。
いつもは名前を呼んでも返事しないクールな性格なのに、こういう時は呼ぶ度に返事してくれるんですよね。
翌朝 8:35 16歳10ヶ月の愛猫が旅立ちました
この子の子供達は病気で亡くなり、ノルウェージャンの義妹も病気で亡くなりましたが、この子は老衰で生き抜いてくれたから、悲しかったけど辛くはありませんでした。
火葬が終わり骨を見ると、黒い部分は全く無い綺麗な白い骨だけでした。
ガンなど悪い部分があると、骨にはその部分が黒くなります。
ペット火葬をする場合
火葬をする場合は予約が必要です。
事務的で嫌に感じるでしょうが、ペットが亡くなっているのは何もあなたの所だけではありません。
火葬費用はペットの大きさでも変わってくるので、経験上亡くなった後に色々問い合わせをするのは辛いので、ペットの大きさや体重での費用は事前に調べておいて、その日が来たら、予約だけで済むようにしておいた方が気持ちはいくらか楽になります。
見送りの際、火葬を始めるボタンがあるので、これは必ず自分で押させてもらいましょう。
辛いでしょうが目を背けず、声が出ないなら心の中で『ありがとう』と必ず伝えましょう。
長々と思い出話を書いてしまいました。
それでは最後まで読んで頂き ありがとうございました