特に何も代行しない【悲しみの代行者@kanasimi_cat】です
まずは下のツイートを見てください
重り用のメタルテープが届いたので今からラケットカスタムを始めるよ
右の写真はNO.1テニスプレーヤー
「ノバク・ジョコビッチ」のラケット
下の方にメタリックに輝く部分が重りを貼ってる部分となる
このようにある程度ラケットを自分好みにカスタムすることでより安定してボールを飛ばせるようになる pic.twitter.com/jX3NAfFrm7— ませませ (@eSTcuv5AIrfbFJJ) July 20, 2020
テニスラケットに重りを貼る時って、大体の人が上のツイート画像のようにラケットの内側の見える位置に貼ったりするかと思います
でも、ラケットのデザインやカラーが気に入ってたりすると、できればそのデザインや色を損なわずに重りを付けたいと思いますよね
そこで、この記事ではラケットの見た目を損なわずに重りを付ける方法を書いていきます
テニスラケットの見た目を変えずに重りを貼る方法
ラケットの見た目を変えずに重りを貼ろうと思ったら、やっぱり重りをどこかに隠すように貼らなければいけませんよね
その場所は、ラケットヘッドのプロテクターと重なる位置に重りのシールを貼ることで、そうするとラケットのデザインを損なわずに、重さとバランスを変えることができます(下画像参照)
これは、プロテニスプレイヤーのナダルもやってる方法で、YouTubeの動画にバボラの工場の現場で上の画像のように貼っていました
その動画は探しても無かったので期間限定で公開だったのかな?と
画像のラケットはバボラのピュアアエロで、ピュアドライブと同じくラケットのほぼ真ん中にバランスポイントがあるけど、ラケット先端付近に重りを付けることでトップヘビーのバランスに変えることができて、トップヘビーになるとラケットの扱いに筋力が必要になってくるけど、打ったボールにパワーが乗りやすくなるというメリットがあります
要するにトンカチと同じ原理ですね
トンカチは先端が重たくなればなるほど、同じ力でも釘を打ち込む力が大きくなり、その代わり扱う筋力も必要になります
なので、たった数グラム数10グラムでも貼り過ぎは注意!
貼る位置は、10時と2時の位置にしましょう
他に重りを隠して貼る方法として、グロメットを外してストリングが通る穴と穴の間に貼る方法があります
重りシールを隠して貼るメリット・デメリット
まずはメリットとデメリットを箇条書きしていきます
デメリット
- グロメットとプロテクターの付け外しが面倒
- グロメットとプロテクターの一部を加工する必要がある
- ストリングを張っている場合、張り替えまで重りを貼れない、重りの調整ができない
- H型の重りが使えない
メリット
- ラケットの見た目を変えることなくバランスが変えられる
メリットは【見た目を変えずに済む】ことしかないけど、特に気に入っているラケットの場合この方法がおすすめできます
グロメットとプロテクターの外し方 取り付け方
グロメットの外し方は、メーカー毎にフレームの形は微妙に違うけど、基本的にフレームの穴に対して垂直に引っ張って取りましょう
グロメットの一部にラッパ状になってる部分があるけど、この部分は思い切って引っ張って抜きます
ヘッド部分のプロテクターに関しては、グロメットを外したら簡単に取れます
そして、グロメットを付ける時ですが、グロメットをラケットの穴に一つずつ完全に挿し込んでしまうと、最後の方はグロメットとラケットの穴の角度が合わなくなって入らなくなるので、まずは全てのグロメットの先端だけを穴に少し差してから、まっすぐ差し込んでいきましょう
と、ここでグロメットを取り付ける時に困るのがラッパ状になっているグロメット部分
この部分は、そのまま差し込もうと思っても絶対入らないので、ラケットの穴に引っかからないように切るか、何かしらの方法で形を変えなければいけません
方法としては、少し危ないけどライターなどであぶってから、熱で広がってる部分を柔らかくしてガラス工芸みたいに閉じていくか、引っ掛かる部分だけをカットするかですね
自分は、簡単にできるカットする方法でグロメットを加工しました
カットする時の注意点は、ラッパ部分を上からバッツンと切ってしまうと、ラケットの穴から出る分が足らなくなる可能性があるので、横から広がってる部分だけを切り取りましょう
そして更に加工が必要なのがプロテクターで、重りを貼った分プロテクターが浮くので、ラケットの穴とプロテクター側の穴がズレます
なので、重りを貼る量にもよるけど、プロテクターの穴も少し削る必要があります
もしくは、重りを貼った部分が触れる部分を削るかですね
はっきり言って結構面倒ですけど、こうすればラケットの見た目を変えずにバランスを変えることができます
追記:先にプロテクターにグロメットをセットしてやれば、プロテクターの一部を切ったり、削ったりせずに済みます
ラケットをトップライトにしたいなら
使ってるラケットをトップライトにしたい場合は、その方法はとても簡単!
元巻きグリップを一旦外す必要があるけど、そのグリップの下に貼ってやればある程度トップライトのバランスに変えることができ、ラケットの見た目も変えずにすみます
貼り方としては、巻きつけるとバランスが悪いので縦に貼りましょう
ラケットに重りを貼る位置で変わること
さてラケットに重りを貼ると貼ってないラケットとどう違うのか?について書いていきます
ラケットが重くなると打ち負けにくくなる
同じスピードで人がぶつかった場合、当然重たい人の方が押し負けにくくなります
もちろんテニスラケットでも同じことが言えて、腕力だけに頼るよりラケット自体も重たい方が打ち負けしにくくなります
その代わり、重たくなったラケットを扱う体力と筋力が必要になります
ラケット先端に貼ればパワーが乗りやすくなる
この記事で紹介した位置で重りを貼った場合【トップヘビー】のバランスになって、ボールを同じ力で打った時よりもパワーが乗りやすくなります
しつこいようですが、先端が重たくなるとラケットを扱う筋力が必要になってきます
もともと軽い270gくらいの厚ラケ系はトップヘビーに作られている傾向にあるので、重りの貼りすぎに注意してくださいね
グリップ下に付ければラケットが重くても取り回しやすくなる
ラケット自体が重くても、重たい部分が手元に近ければ、そこまでラケットの重さを感じにくくなり取り回しやすくなります
トンカチを普通に持って振ったら重さを感じますけど、トンカチを反対に持って振ると重さをあまり感じなくなりますよね?
打ち負けしにくくしたいけど、先端に貼ると重くなって振り辛くなるから、手元を重くするという方法もあります
フェイスの左右に貼れば面安定性が上がる
ラケットの先端に貼ればパワーが上がるのなら、なんでフェイスの左右に貼る人が多いのかというと、フェイスの左右に張ることでラケットの面安定性が上がります
簡単に例えると、ボールを片手で下投げするより、両手で下投げした方が真っ直ぐ投げられるし、板を片手で振ると面が不安定になりやすいけど、両手なら空気抵抗に負けずに触れますよね?それと同じ
毎回完璧にスイートスポットで捉えられるのなら別だけど、先端に貼るなら面ブレしやすくなるので注意が必要
さて、ラケットの見た目を変えずに重りを貼る方法について書いてみましたが、結構面倒ではあるけどこだわりのある自分だけのラケットにできるので、興味ある方は次回のストリング交換の前にやってみて下さい
それでは!